経営資源引継ぎ補助金(二次公募)の募集開始について

経営資源引継ぎ補助金(二次公募)について

当補助金では、事業再編・事業統合等に伴う中小企業者の経営資源の引継ぎに要する経費の一部を補助する事業を行います。

新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される中小企業者に対して、経営資源の引継ぎを促すための支援、経営資源の引継ぎを実現させるための支援によって、新陳代謝を加速し、我が国経済の活性化を図ることを目的に補助金が支給されます。

経営資源引継ぎ補助金

詳細内容については、下記の通りです。

補助金の概要

【 補助対象事業 】
(1)買い手支援型(Ⅰ型)
以下の全ての要件を満たしていること。
(ア)事業再編・事業統合等に伴う引継ぎの後に、シナジーを活かした経営革新等を行うことが見込まれること
(イ)事業再編・事業統合等に伴う引継ぎの後に、地域の雇用をはじめ、地域経済全体を牽引する事業を行うことが見込まれること。

(2)売り手支援型(Ⅱ型)
地域の雇用をはじめ、地域経済全体を牽引する事業を行っており、事業再編・事業統合等により、これらが第三者により継続されることが見込まれること。

※その他にも細かい支給要件がありますので、詳しくは募集要項を確認するようにしてください。

【 受給額 】
(1)買い手支援型(Ⅰ型)
補助率: 対象経費の2/3以内
補助上限額: 最大200万円

(2)売り手支援型(Ⅱ型)
補助率: 対象経費の2/3以内
補助上限額: 最大650万円

【 募集期間 】
2020年10月24日 19時まで
※二次公募の申請は電子申請のみとなっていますのでご注意ください。

詳細は下記公式サイトをご確認ください。

https://k-shigen.go.jp/

新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される中小企業者に対して、事業再編・事業統合等の経営課題を検討しているときに使える補助金です。

新型コロナウイルスに対する中小企業経営強化税制について

税制措置

昨今の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、業務のデジタル化(在宅勤務・テレワーク)を導入する企業が増えています。

すでに、国や福岡市等の自治体では、テレワーク導入費用を支援する補助金が公募されています。また、補助金・助成金のみならず、テレワーク等を支援する税制が注目を集めているなか、テレワーク等を促進するために中小企業経営強化税制が拡充されました。

経営力向上計画

中小企業経営強化税制とは、中小企業等経営強化法の認定を受けた経営力向上計画に基づき、一定の設備を取得や製作等した場合には、即時償却又は取得価額の10%の税額控除(資本金3,000万円超1億円以下の法人は7%)が選択適用できます。
これまで、生産性向上設備(A類型)、収益力強化設備(B類型)が対象になっていましたが、新たにデジタル化設備(C類型)が対象に加わりました。

既存税制の拡充扱いで、中小企業がテレワーク等のための設備を取得した場合に、中小企業経営強化税制の適用を受けられるようになっています。

具体的には、遠隔操作、可視化、自動制御化のいずれかを可能にするデジタル化設備として、経済産業大臣の認定を受けた経営力向上計画に基づいて機械装置、工具、器具備品、建物附属設備、ソフトウエア等を取得した場合には即時償却又は税額控除が選択適用できます。

遠隔操作と可視化とは

遠隔操作とは、デジタル技術を用いて事業を非対面で行えるように、また、事業従事者が、通常業務を、通常の出勤場所以外の場所で行えるようにする目的で、遠隔操作をすることをいいます。

可視化とは、データの集約・分析を、デジタル技術を用いて行い、そのデータが、現在行っている事業や事業プロセスに関係するもので、デジタル技術により事業プロセスに関する最新の状況を把握し経営資源等の最適化を行えるようにすることをいいます。

自動制御化とは、デジタル技術を用いて、状況に応じて自動的に指令を行えるようにすることやその指令が、現在行っている事業プロセスに関する経営資源等を最適化するためのものをいいます。

経営資源等の最適化とは、設備、技術、個人の有する知識及び技能等を含む事業活動に活用される資源等の最適な配分等をいいます。

上記の他、ITツール導入による業務効率化等を支援するIT導入補助金、新たにテレワークを導入した中小企業事業主等に対してテレワーク用通信機器の導入等に係る経費を助成する働き方改革推進支援助成金などもあります。

中小企業庁のM&Aガイドラインの改定について

会計

経営者の高齢化、後継者不在の中小企業の増加を受けて、2015年3月に中小企業向け事業引継ぎ検討会が「事業引継ぎガイドライン」を策定しました。それから5年後の2020年3月に中小企業庁によって「事業引継ぎガイドライン」を「中小M&Aガイドライン」として全面改訂されました。

ガイドライン策定の背景

「事業引継ぎガイドライン」は、中小企業経営者のM&Aに対する理解促進のため、M&Aに関する基礎知識等を紹介するとともにM&Aの「手引き」として活用されました。

「事業引継ぎガイドライン」の公表から約5年が経過する中で、中小企業のM&Aが着実に進展しつつあるものの、未だに第三者に「売る」ことを躊躇している中小企業経営者が数多く存在することも事実です。

中小企業がM&Aを躊躇する要因としては、下記のものが挙げられます。

①M&Aに関する知見がなく、進め方が分からない

②M&A業務の手数料等の目安が見極めにくい

③M&A支援に対する不信感など

また、近年、事業引継ぎ支援センター等の公的機関の充実や、中小企業を対象としたM&Aの仲介等を務める民間M&A専門業者の増加により、中小企業のM&Aに関する環境整備も図られつつあります。今後更なる増加が見込まれる中小企業のM&Aが円滑に促進されるためには、より一層、公的機関、民間のM&A専門業者、金融機関、商工団体、士業等専門家等の関係者による適切な対応が重要となります。

 以上のような背景から、M&Aに関する意識、知識、経験がない後継者不在の中小企業の経営者の背中を押し、M&Aを適切な形で進めるための手引きを示すとともに、支援機関が、それぞれの特色・能力に応じて中小企業のM&Aを適切にサポートするための基本的な事項を併せて示すため、「中小M&Aガイドライン」として全面改訂されたのです。

M&Aガイドラインの骨子

2020年3月に中小企業庁によって策定された「中小M&Aガイドライン」ではどのようなことが書かれているのでしょうか。そこでM&Aガイドラインの骨子についてみていきましょう。

 まず、第1章「後継者不在の中小企業向けの手引き」の骨子をみると、第1節「後継者不在の中小企業にとっての本ガイドラインの意義等」においては、中小M&Aの20の事例を紹介しています。また、後継者不在企業におけるM&A検討にあたっての基本姿勢や留意点などについて示しています。

第2節「中小M&Aの進め方」においては、中小M&Aの基本的なプロセスを図解するとともに、仲介者等を選定する場合における注意事項や、契約締結時のセカンド・オピニオンの重要性など、実践的な進め方を提示しています。

第3節以降は「M&Aプラットフォーム」、「事業引継ぎ支援センター」の特徴などを紹介するとともに、手数料の種類などについて解説しています。

つぎに第2章「支援機関向けの基本事項」の骨子をみると、第1節「支援機関としての基本姿勢」においては、中小M&A支援機関に対し、事業者の利益の最大化の基本姿勢を提示するとともに、支援機関同士による積極的な連携の必要性について述べています。

第2節以降は、支援機関を①M&A専門業者、②金融機関、③商工団体、④士業等専門家(税理士、公認会計士、中小企業診断士、弁護士等)、⑤M&Aプラットフォーマーに大別し、各支援機関の中小M&A支援の特色や、求められる具体的な支援内容や留意点について示しています。

 このように「中小M&Aガイドライン」は中小企業経営者と支援機関の双方に対し、中小M&Aの適切な進め方を提示しているのです。